【支援の具体例②】

 
 
  • 父親、母親、Bちゃん(8歳)、C君(3歳)の4人で暮らす家庭

  • 母親はうつ病の診断を受けており、入退院を繰り返している。病状は安定しておらず、最近は自宅にいても一日中布団の中で過ごしていることが多い。

  • 父親は朝早く仕事に出るため、BちゃんがC君のお世話を頑張っている。父親は残業も多いため、Bちゃんが夕食を準備している。

  • 母親が不安定な言動の際にも、Bちゃんが母親を落ち着かせるために寄り添って声をかけ続けるなど、母親のサポートを行っているようである。

  • BちゃんもC君も虫歯や服の汚れが目立ち、気にかかる。

  • Bちゃんの学校はこのような状況を把握しているが、学校でできる範囲の対応ではBちゃんの生活状況を改善する事が難しく、困っている。

【もみの木の対応例】


架空事例①と同様、家族全体の状況を踏まえた幅広い支援を他機関と連携し、迅速に行います。

 
社会福祉士など   
 Bちゃんの学校との話し合いを実施
→学校との情報共有、学内での支援策の検討、現在のBちゃん家族が繋がっている資源の把握
→Bちゃんの学校生活に関する不安の軽減、学習や遊びの機会の確保、スクールソーシャルワーカーと連携した外部機関との連携・調整
 障害者福祉・精神保健福祉の観点から相談・コーディネーションうを実施
→母親や家族が利用できる支援資源の確保
 
公認心理師など 
 Bちゃんの学校(特にスクールカウンセラーや担任、養護教諭)との連携
→日常場面でのBちゃんへの関わりに関する相談、支援、個別的な心理的支援の検討、居場所の提案
→Bちゃんの心身の健康の確保、ケア負担の軽減
 母親の主治医と連携したうえでの母親への心理的支援
→母親の病状の安定
→Bちゃんの心身の健康の確保、ケア負担の軽減
 父親への心理的支援
→父親の心理的負担感の軽減
→家庭全体の健康度の向上
 
保育士など
父親の育児困難感に関する相談
育児スキルや関わりに関する助
→父親の育児負担軽減
→家庭全体の健康度の向上


こども・若者ケアラーであるかどうか確信が持てなくても「ちょっと気になる」と感じたお子さん・若者がいたら、ぜひ気軽にお問い合わせください!
まずお話を伺ったうえで、迅速に必要な支援について検討し、支援を行ってまいります。

もちろん「もしかしたら自分もこども・若者ケアラーかも」「家族の病気や障害の事で困っている」「家族のお世話が大変」などを感じているお子さんや若い世代の方ご自身からの問い合わせも大歓迎です。
心配なこと・不安なことがあれば、ぜひご連絡ください。

お問い合わせ先
【 事務局 】
〒703-8238
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ヤングケアラー係 山本
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FAX 086-270-8668